初心者ライターがやりがちなミス 20選

ここでは初心者ライターがやりがちなミスを紹介します。それぞれジャンルごとに分類して記載するので、ライティングの癖になっていないかチェックしましょう。

【日本語・文章表現まわり】

1:「ことができます」「させていただく」を多用する

これらは丁寧に見える一方で、意味を膨らませる表現です。多用すると文章が冗長になり、テンポが悪くなります。特に「〜することができます」は「〜できます」で十分な場合がほとんどです。編集者からは「回りくどい」「推敲不足」と判断されやすく、文章力が低く見えてしまう原因になります。

2:同じ語尾(〜です。〜です。)が連続する

語尾が単調だと、文章にリズムがなくなり、読者は無意識に疲れます。内容が良くても「読みにくい」と感じられやすく、離脱の原因になります。初心者ほど語尾のバリエーションが少なく、「説明しています感」が強く出ます。編集ではほぼ確実に手が入るポイントです。

3:一文が長すぎる(40〜60字超え)

一文が長くなると、主語と述語の関係が分かりづらくなります。読み返さないと意味が取れない文章は、Webや記事では致命的です。初心者は「一文で全部言おう」としがちですが、プロの文章は短く切り、情報を分解しています。長文=論理的ではありません。

4:主語と述語がズレる

主語が曖昧なまま文を書き進めると、誰の行為なのか分からなくなります。特に「〜と考えられます」「〜と言えます」を多用すると、主語が消えがちです。編集者はここを最も嫌います。意味が通じない文章は、内容以前に「文章として成立していない」と判断されます。

5:曖昧語(たぶん・感じ・〜と思います)が多い

曖昧な言葉は、責任回避や自信のなさとして読者に伝わります。情報記事や解説記事では特に致命的で、「結局どうなのか分からない」という理由でます。必要な場合がありますが、使うなら根拠や理由とセットで使う必要があります。多用はNGです

6:修飾語のかかり先が分からない

「大きな問題を抱える企業の戦略」など、修飾の関係が曖昧な文は誤読を生みます。初心者は勢いで書き、読み手の視点で確認しません。編集者は意味を取り直す必要があり、修正コストが高くなります。「一読で意味が取れるか」は重要な基準です。

7:カタカナ語を説明せずに使う

専門用語や横文字を説明なしで使うと、読者を置き去りにします。初心者ほど「分かっている前提」で書きがちですが、読者は必ずしも詳しくありません。結果として「内輪向けの記事」に見え、間口が狭くなります。分かりやすさは文章力の基本です。

【構成・論理のミス】

8:結論が最後まで出てこない

結論が遅い文章は、読者の離脱率が高くなります。特にWeb記事では、最初に「何が言いたい記事か」を示すことが重要です。初心者は前置きを丁寧に書こうとしますが、読者はそこまで待ってくれません。結論先出しは技術です。

9:導入が長く、本題に入らない

背景説明や一般論を長く書きすぎると、記事の焦点がぼやけます。「で、この記事は何の話?」と思われた時点で負けです。編集者は導入を最も削ります。導入は「興味づけ」と「テーマ提示」に徹し、情報は本文に回すのが基本です。

10:見出しと本文の内容がズレている

見出しは読者との約束です。内容が一致しないと「期待を裏切られた」と感じられます。初心者は見出しを後付けで作ることが多く、本文との整合性が取れていません。編集者はここを厳しくチェックし、ズレていれば書き直しになります。

11:話題が行ったり来たりする

構成を決めずに書くと、話題が前後します。読者は頭の中で整理し直す必要があり、ストレスを感じます。初心者は「思いついた順」で書く傾向がありますが、記事は整理された情報提供が前提です。構成力は文章力以上に重要です。

12:段落ごとの役割が曖昧

1段落で何を伝えたいのかが不明確だと、文章全体がぼやけます。段落は「一つの主張・情報」が基本です。初心者は段落を改行の感覚で使いがちですが、編集者は「この段落、何の話?」という視点で見ています。

【読者視点の不足】

13:「誰向けの記事か」が不明確

ターゲットが曖昧だと、言葉選びも説明レベルも中途半端になります。初心者は「多くの人に読んでほしい」と考えますが、実際には誰にも刺さらない文章になります。編集者は必ず「想定読者」を確認します。ここが曖昧だと企画自体が弱くなります。

14:前提知識を説明しない

話題の背景や基本用語を説明しないと、途中で読者が脱落します。初心者は自分の理解レベルで書いてしまい、「初見の読者」を想定できていません。結果として「詳しい人向けなのか初心者向けなのか分からない」記事になります。

15:専門用語を多用する

専門用語は便利ですが、使いすぎると読者に負担をかけます。初心者は「詳しそうに見せたい」心理で多用しがちです。しかし編集者から見ると、これは不親切な文章です。本当に必要な用語だけを使い、説明を添えるのが基本です。

16:読者の疑問に答えていない

記事は「問いへの答え」です。書きたいことを書くだけでは、読者の満足度は上がりません。初心者は自己完結しがちで、「読者は何を知りたいか」を考えません。編集者は「この記事を読んで疑問は解消されるか」を常に見ています。

【情報・取材・事実関係】

17:出典・根拠を示さない

主張に根拠がないと、記事の信頼性は一気に下がります。初心者は調べた内容を「事実」として書いてしまいがちですが、出典がない情報は評価されません。特に数字やデータは必須です。信頼性はライターの生命線です。

18:一次情報と二次情報を区別しない

取材内容とネット情報を混同すると、情報の価値が分からなくなります。初心者は「全部同じ情報」と扱いがちですが、編集者はここを厳密に見ます。一次情報をどう扱うかで、記事の評価は大きく変わります。

19:数字・固有名詞の確認不足

誤字脱字よりも致命的なのが事実誤認です。企業名、年号、金額などのミスは、記事全体の信用を損ないます。初心者は「だいたい合っている」で済ませがちですが、編集者は必ず確認します。信頼されないライターになります。

【プロ意識・実務面】

20:推敲をせずに提出する

書いた直後の文章は、ほぼ確実に荒れています。初心者は「書き終えた=完成」と考えがちですが、プロはそこから削り、整えます。推敲しない原稿は、冗長・分かりにくい・ミスが多いの三拍子になり、評価が下がります。